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- マシュー・モディーン
- Matthew Modine ( 1961 - )
- 俳優。『フルメタル・ジャケット』で主演した。
- 3 月 22 日、米国カリフォルニア州生まれ。ドライブ・イン・シアターのマネージャーを父に持つ。小学校時代に「オリヴァー」のメイキングを見て俳優を志すようになる。 17 歳でニューヨークに渡り、演技の勉強をし、 CM や TV などに出演、 1983 年「ベイビー・イッツ・ユー」で映画デビューを飾る。
- その後ロバート・アルトマン、アラン・パーカーなどの監督との仕事が続き、実力をつける。以降、さまざまな役柄をこなし、地道に演技の幅を広げている。また画家としての才能もあり、その方面でも高い評価を得ている。
- 1982 年にモデル出身の女性と結婚。一男がいる。
- マルコム・マクダウェル
- Malcolm McDowell ( 1943 - )
- 英国の俳優。 6 月 13 日、イングランド、ヨークシャー州リーズ生まれ。
- アンリカのコーヒー会社のセールスマンなどを経た後、ロンドン音楽・演劇アカデミーで演技を学ぶ。 1964 年に初舞台。 1968 年、「十二夜」の舞台を見たリンゼイ・アンダーソン監督に認められて、同監督の『 if もしも…』( 1969 )の主役を演じ、それを見たキューブリックが『時計じかけのオレンジ』のアレックス役に抜擢した。
- アレックス役は、マクダウェルの役者としての幅を限定してしまうほど強い印象を残した。以後、『タイム・アフター・タイム』( 1979 )『ジェネレーションズ / STAR TREK 』( 1995 )など、悪役が多い。
- マルチプル・テイク
- Multiple Take
- キューブリックの撮影流儀の 1 つ。同じ場面を何十回と繰り返し撮ること。 2 、 3 回で大丈夫なこともあったが、 OK であっても、更に何かがでてくることを期待して「もう 1 度」を連発し、晩年は 100 回を越えても終わらなかったこともあったようだ。
- 『シャイニング』の女医役アン・ジャクソンは、 40 回ほど取り直した場面(国際版ではカットされている)が、完成した映画では明らかに最初のテイクを採用していると証言。同作品では別に、料理長役のスキャットマン・クローザーズが斧で殺される場面は連続で 40 回取り直し、ジャック・ニコルソン(クローザーズを殺す役の俳優)が止めに入ったという。
- リドリー・スコット監督が『ブレードランナー』( 1982 年)のラストに、『シャイニング』で撮影した空撮のフィルム(映画冒頭からホテルに移るまでの映像)を使わせて欲しいと申し込むとすんなり許可が下りたが、届けられたフィルムは 3 万フィート( 1 フィート=約 0.3 メートル。本編が 159 分の『アイズ ワイド シャット』が 4,357 メートル)あった。
- 『アイズ ワイド シャット』は、予告編に登場する、クルーズとキッドマンが鏡の前で裸で抱き合う場面の撮影だけで 1 週間かけたといわれる。